Textile Exchange

Textile Exchange


テキスタイルエクスチェンジ（TE）は、サステナブル素材・原料業界のリーダーを生み出す国際非営利団体です。 テキスタイルエクスチェンジ（TE）は原料から最終製品までのサステナビリティ認証を行う一連の基準を作り、管理しています。 全てのテキスタイルエクスチェンジ（TE）の基準は現在ある認証ツールとの差異を埋めるように、マルチステークホルダープロセスを通して作られています。


テキスタイルエクスチェンジは、2002年にオーガニックエクスチェンジとして創立され、織物サプライチェーンのすべてのセクターと緊密に活動する国際非営利団体です。 テキスタイルエクスチェンジは、世界中の水・土壌・大気・動物および人類に対して、繊維産業が良い影響を与えつつ、農業、材料、加工、トレーサビリティ、保守終了製品に関する最良の実践方法を明確にし、その方法を共有します。 テキスタイルエクスチェンジは、2010年にオーガニックコットンのみから、様々なサステナブル繊維と材料のポートフォリオを含むように拡大しました。

の主な目標 Textile Exchange

  • サステナブル繊維と材料の使用を広めること。
  • 基準と認証を適用することで、バリューチェーン（価値連鎖）の精度を向上させます。
  • 業界に一連の影響と行動を促します。
  • 有意義でポジティブな変革実現に対する意識を高めます。
  • SDGs（持続可能な開発目標）という言葉を共通認識として定着させ、フレームワーク報告として使用します。

リサイクルスタンダード

RCS と GRS

リサイクルクレームスタンダード認証　（RCS）およびグローバルリサイクルスタンダード認証（GRS）は第三者組織によるリサイクル材料及び生産物流管理認証における必要事項を定める国際自主基準です。 この基準の共通の目標はリサイクル材料の使用を広めることです。GRSは社会的、環境的手順要件と化学物質規制の基準も含みます。

目的

  • 様々な用途で使用されているリサイクルという言葉の定義の統一化。
  • 製品に含まれるリサイクル材料の明確化。
  • 消費者（ブランドとエンドユーザ―を含む）に情報に基づいた決定を行うツールを提供します。
  • 社会と環境に対する生産における悪影響を低減させます。
  • 製品がよりサステナブルに生産されることを保証します。
  • 製品に含まれるリサイクル材料のパーセンテージを高めます。

オーガニックスタンダード

OCS


オーガニックコンテントスタンダード（OCS）認証は）は第三者組織による承認されたオーガニック材料及び生産物流管理認証における必要事項を定める国際自主基準です。OCSの目標はオーガニック農業製品を広めることです。



目的

  • 購入製品の中にオーガニック生産された材料が含まれているかを確認するためのツールを業界に提供します。
  • 会社に業界に対してオーガニック生産された材料を含むことを証明する信頼できるツールを提供します。
  • オーガニック繊維農家の方々にその生産品にための国際オーガニック市場への広い窓口を提供します。

CCS


コンテントクレームスタンダードはテクスタイルテキスタイルエクスチェンジ（TE）のすべての基準の基盤となるものです。 会社の最終製品の中に特定の材料が少なくとも1つ以上使用されていることを証明するための生産物流管理基準です。



目的

  • CCS認証は生産物流管理規範が製造の各過程で満たされていることを証明します。
  • ソースから最終製品までの原材料の流れをトラックします
  • 製品の流れ、ドキュメンテーション、ボリューム調停及び材料と製品の区分を明確化します。
  • 承認と追跡の最大レベルのため、範囲と取引証明に基づきます

ダウン/フェザー＆ウールスタンダーズ

RDS

RDS は生きた鳥からの羽毛採取や強制的な餌付けなど、動物に対する不当な扱いを行っていない農場からとれた羽毛であることを保証する国際認証基準です。この基準によって、カモとガチョウが人道に沿った扱いを受けることを羽毛産業に促進することが私達の望みです。 我々は、RDSを通しての教育が動物の権利保護を促進すると信じています。この基準は、会社と消費者に製品の中に含まれる材料について知り、正確な記載がなされることを促進します。

目的

  • 可能な限りの範囲で、羽毛がサプライチェーンの中で不当な扱いを受けた動物から採取されたものでないことを証明します。
  • 羽毛業界がカモとガチョウに対して人道にかなった扱いを行うことを促進する。
  • 会社が製品の中に含まれる材料について知り、正確な記載をするためツールの提供。
  • サプライチェーンを通して流れる認証材料の確固とした生産物流管理の保証。

RWS

RWS とは羊と土地の管理を実践した農場で生産された羊毛原料がその後の最終製品に至るまですべての製造工程において、正しく、間違いなく使われ、管理されているかのトレーサビリティを証明する国際的な認証基準です。

目的

  • 農家の最高の実践を認証するためのツールを業界に提供すること。
  • 羊の権利保護及び動物の権利保護における5つの自由を尊重し実践し、よく管理された農場で生産されたウールであることを証明します。
  • サプライチェーンを通して流れる認証材料の確固とした生産物流管理の保証。

国際認証基準にはどのような利点がありますか。

  • 御社がほかの大企業と同水準で競合を行うことをサポートします。
  • 認証は、御社の製品およびサービスを輸出するマーケットを拡大します。
  • 認証は、御社のビジネスの最善実践方法を見つけ出すことを手助けします。
  • 認証は、御社の営業を効率化します。
  • 認証を御社の消費者の自信を高めるとともに信用を与えます。
  • 認証は、新しいビジネスチャンスに繋がり、売り上げが拡大します。
  • 認証は、御社に競争力を与えることができます。
  • 認証は、御社のブランドネームを国際的に広めます。
  • 認証は、御社の成長をお手伝いします。
  • 認証は業界部門を通して、共通言語が使われることを可能にします。

よくある質問

RCS

  • ＲＣＳとは何の略ですか。

    リサイクルドクレームスタンダードの略です。

  • ＲＣＳ認証はどのような範囲で審査されますか。

    RCS認証は製造の範囲のみカバーします。そして、製品の中に使われている科学物質の検査は行いません。

  • RCSにはリサイクル材料含有量の最少量がありますか。

    はい、あります。RCS認証はブレンドと１００の２つの階級に分けられています。RCSブレンドは5-95パーセントの範囲。RCS100は95パーセント以上です。

  • RCS認証は全てのサプライチェーンが取得する義務がありますか。

    いいえ、義務ではありません。もし、組織が材料リサイクル段階でその記載を行いたい場合のみ義務となります。

  • RCSロゴは魅力的ですが、当社の製品に必須ではないですよね。

    はい、そうですね。追加の認証として考えていただけます。

  • 当社はほかのリサイクル認証プログラム（例えばSCS‘ｓ ＲＣＣ）を取得ししています。それでもRCS認証のすべての審査を受けなければなりませんか。

    テキスタイルエクスチェンジ（TE）の第2.0Accepted Equivalent Standardsによると、RCS認証で認められた基準はGRS認証のみです。

  • RCS認証ラベルの目的は何ですか。

    RCS認証のラベルは、リサイクル材料から作られた織物のマーケティングを可能にします。

  • RCS認証は何を保証しますか。

    RCS認証のラベルは以下のことを保証します：

    • リサイクル原材料のトレーサビリティ
    • 透明なやりとり、明確なラベリング
    • ステークホルダーとの良好な関係

  • RCSラベルはどうやって取得できますか。

    RCSに沿った実践の整合性を独立認証機関が証明することで獲得できます。

    RCS認証は少なくとも5パーセントにリサイクル材料が含まれているすべての製品に適用されます。

GRS

  • GRSの正式名称はなんですか。

    グローバルリサイクルスタンダードです。

  • GRSではどのような範囲での審査がありますか。

    GRSはすべての審査範囲で行われます。製造、化学的、社会的及び環境的観点から審査します。

  • GRSにはリサイクル材料の最少含有量の基準がありますか。

    はい、GRSでのリサイクル材料の最少量は20パーセントです。しかし、もし御社が製品にGRSロゴを付ける場合には50パーセントが最小量となります。

  • GRSロゴを付けるのがよさそうですが、製品にとって絶対に必要なものではありませんよね。

    はい、選択認証なので義務ではありません。

  • 当社は社会環境プログラムのために審査されていました。GRS認証のための社会環境範囲での審査を行う必要がありますか。

    テキスタイルエクスチェンジ（TE）の第2.0のAccepted Equivalent Standardsによると、GRSのために認められた同等の基準、審査はありません。そのため、GRS認証のすべて審査を受ける必要があります。

  • GRS認証は繊維以外の製品にも使用できますか。

    はい、GRS認証は最終製品に使用されたすべてリサイクル材料に適用されます。

  • 生産物流管理とはどういう意味ですか。

    起源から最終製品までのすべての製造工程において、その材料を明確にすることです。

  • リサイクル材料において、製造工程は、採取、コンセントレーション、リサイクリング、製造およびリサイクル材料の取引が含まれます。

    生産物流管理は各段階においてリサイクル材料含有量水準の情報を維持し配信する必要があります。認証取得した最終製品のバリューチェーンを通して、監視と管理をする仕組みとして働きます。

  • 採取・コンセントレーション・リサイクル団体は、GRSからどのような利益をもらえますか。

    GRS認証条件を満たしたリサイクル材料は価値があります。GRS認証の書類作業は非認定組織からのリサイクル材料情報の必須条件も満たすことが必要となってきます。

  • 基準で述べられている採取、コンセントレーション組織に適用されるランダム監査とはなんですか。

     監査は個人経営でない場所でのみ行われ法的承認を必要とします。そしてこの監査はリサイクル材の説明の確認と承認のためにのみ限られて行われます。

  • どうしてこの基準には社会的、環境的また科学的ポリシーの必須条件が含まれているのですか。

    GRS認証の意図は会社の製品の中のリサイクル材料の明確にし、サプライチェーンの中での責任のある社会的、環境的また化学的実践の証明を手助けすることにあります。

  • この基準を遵守していることはどのように保証されますか。

    この認証を取得し、継続するためには以下の厳しい条件が必要となります。

    • サプライチェーン上すべてのレベルにおける現場での監査と監視の必須条件、
    • 再認定必要条件

  • GRS認証を取得した場合、サプライヤーを開示しなければなりませんか。

    この認証は大企業や小売り業者など対してそのサプライヤーの開示の必要性はありません。GRS認証でラベルを製品につける場合、最後に認証された材料または製品の所有者の認証番号を記載する必要があります。大企業や小売り業者がサプライヤーの身元を隠したい場合は、認証を自ら取得し、自身の認証番号を表記する必要があります。

  • この認証基準はリサイクルコンテントスタンダードもしくはリサイクル材料のためのNSFガイドラインとどのように異なりますか。

    GRS認証はサプライチェーン全体を通して社会・環境・科学的実践を含んでいます。

OCS

  • サプライチェーンの中にどのような会社がOCS認証を取得するべきですか。

    OCS認証では、最初の収穫処理手順から最終的なB to B取引の売り手までのサプライチェーンのすべて機関が認証されるる必要があります。 完成したオーガニック製品の小売業者は認証される必要がありません。 


    最初の収穫処理手順は以下を含みます

    • 綿を繰る工程
    • 靱革繊維のレッティング処理工程
    • シルクのため繭を茹でて、洗う工程
    • ウールやほかの動物からの繊維を精練する工程。（もしこの工程が精錬の前に行われオーガニック農家認証を受けていない場合は各自の階級付け）

  • OCS認証ではオーガニック材料の定義の基準が設けられていますか。

    OCS認証はオーガニック材料の定義をしていません。製品中のオーガニック材料含有の第三者機関による証明を行います。OCSでは、独立第三者機関によってUSDA National Organic Program (NOP), Regulation (EC) 834/2007もしくはorganic standards as approved in the IFOAM Family of Standardsに認証されたオーガニック農家の生産品は識別しません。OCS認証製品の購入者は材料の認証を必要とする特定のオーガニック基準の必要条件を満たす責任があります。

  • どの種類の製品がOCSに認証されますか。

    OCS認証は非食品のオーガニック材料を含むすべての製品で使用できます。OCS認証は5-100パーセントのオーガニック材料を含む製品に適用されます。

  • コンテントクレームスタンダード（CCS）がOCS認証の中で参照されています。2つの認証の違いは何ですか。

    OCS認証にはCCS認証に必要条件を尊守することが含まれています。 CCS認証はTE認証の生産物流管理の基礎となります。 この認証の基準は、サプライチェーンを通しての原料の完全透明化を推持するための管理システムの業務内容を定義しています。この認証には、各製造手順のインプットとアウトプットの記録の保持、ラベリング、そして材料の識別と区分が含まれています。

  • OCS認証製品を販売するためには小売業者も認証される必要がありますか。

    いいえ、OCS認証では収穫処理作業から最終的なB to B取引の売り手までの認証が条件とされています。小売業者の最終販売はB to C取引のため、小売業者は免除されます。

  • この基準では取引認証が言及されています。それは何ですか。なぜ必要なのですか。

    サプライチェーンに入るすべてのオーガニック材料は、認証機関によって発行されるTRANSACTION CERTIFICATE/TCの取得が必要となります。 ＯＣＳまたはＣＣＳ製品の所有権が移るたびにTCsの記載がなされる必要があります。販売者は認証機関にＴＣの申請をしなければなりません。


    認証機関としてのＮＳＦは販売前に、販売者が認証条件に則しているか確認する責任があります。 認証製品の受け取りの際、パッケージを検査し、適切な情報が製品マークと対応する書類に含まれていることを確認すること（例えば：請求書、船荷証券、ＴＣなど）はＣＣＳ製品の荷受人の責任となります。

CCS

  • CCSとは？

    コンテンツクレーム標準（CCS）は、最終製品の特定の入力資料を検証するためのツールを企業に提供する一連の管理標準です。サプライチェーンに沿った各組織は、入力された資料の完全性とアイデンティティが維持されることを保証するために十分な措置を講じる必要があります。すべての繊維交換規格は、ソースから最終製品までの材料を追跡するために使用される一連の管理要件として、コンテンツクレーム規格を適用します。これにより、最小限の追加監査で、サイトを複数のTextileExchange標準に認定することができます。

  • コンテンツクレーム基準（CCS）の認定を受ける必要がありますか？

    いいえ。CCSはすべての規格の基盤であり、独自の認証を必要としません。すべてのTextile Exchange規格のソースから最終製品までの強力なCoCシステムを提供します。

RDS

  • ＲＤＳとは？

    ＲＤＳはダウンと羽毛が不当な扱いを受けていない動物からのものであることを証明します。

  • この基準をを使用して、ダウン、ウール、モヘアやアルパカ等の牧場の識別をすることは可能ですか。

    現在、テキスタイルエクスチェンジ（ＴＥ）基準はサプライチェーンの完全透明化をおこなうために設計されているものではありません。 ブランド大企業はこの追加の検査を受ける決定をすることが可能ですが、基準の一部として含まるものではありません。もし御社がすべての場所の特定作業に興味がありましたら、サプライヤーと直接協力し、サプライヤーの材料起源情報開示を依頼する必要があります。

  • ＲＤＳ認証の目的は何ですか。

    • サプライチェーンに上のダウンと羽毛が不当な扱い受けていない動物からのものであることをできる限りの範囲で証明することです。
    • アヒルとガチョウの人道的な扱いを尊重するように羽毛業界に促します。
    • 製品の中に何が含まれているのかを知り、正確な記載をするためのツールを会社に提供します。
    • 認証された材料がサプライチェーンを通して流れる中での確固とした生産物流管理を保証します。

RWS

  • ＲＷＳ認証とは？

    羊と土地の管理を実践した農場で生産された羊毛原料がその後の最終製品に至るまですべての製造工程において、正しく、間違いなく使われ、管理されているかのトレーサビリティを証明する国際的な認証基準です。

  • RWS認証の目的は何ですか。

    • 農家向けの最良の実践方法を業界に提供します。
    • 羊の権利保護及び動物の権利保護における5つの自由を尊重し実践し、よく管理された農場で生産されたウールであることを証明します。
    • 認証された材料がサプライチェーンを通して流れる中での確固とした生産物流管理を保証します。

リサイクル（一般）について

  • リサイクル認証プログラムとは？

     製造者によって記載がなされていることを認証するためにプログラムです。認証は、適切な監査ののち、第三者組織または認証機関によってあたえらてます。

  • このプログラムにはすべてのリサイクル製品が登録されていますか。

    はい、リサイクル材料を含むすべての製品はこのプログラムに登録されることができます。

  • 当社はリサイクル製品を製造しています。どの認証プログラムを行う必要がありますか。

    御社の計画によって異なります。現在、GRSとRCSの2つの認証プログラムがあります。GRSは製造、化学物質的、環境的また社会的に徹底した監査を行います。一方でRCSは製造の観点からのみの監査を行います。

  • 現在はどんなブランドがリサイクル製品を使用していますか。

    繊維業界の中のいくつかの主要なブランド（H＆Mやアディダスなど）が一部またはすべての製品にリサイクル材料を使用しているいます。

  • 当社はペットボトル等のプラスチックゴミを収集して、それをフレークに変える業務を行ってます。認証をうけた会社に製品を販売する際には当社も認証を取得する必要がありますか。

    GRSおよびRCSのガイドラインによると、ペットボトルからフレークへの処理は原料採取として分類されているので、この段階において認証取得は不必要です。

  • 認証を取得した後、当社の認証された製品を発送する時にはまた検査されなければならないのでしょうか。

    いいえ、常時においては再検査の必要はありません。しかし、認証機関（Certification BodyまたはCB）に売り上げの詳細データを報告する必要があります。そのデータは、Transaction Certificate（TC）という取引認証書を発行するため認証機関によって検証されます。この取引認証書は発送される製品の追加保証として使用されます。

困りですか？ぜひご連絡を。